ヘリコバクターピロリーズ

kusa1をチャレンジして４年。ラストチャンスとして挑んだこの大会で去年より予選を勝ち抜き準決勝までコマを進めてきた。
振り返れば一昨年も準決勝まで勝ち進み、この大舞台で最終回青木の痛恨のエラーでサヨナラ負けを味わっている・・・
魔物が住んでいるかのようなこの雰囲気の中試合は始まった。

準決勝の相手は徳島県のバミューダ・レスポンスさん。
正直全員が感じていただろう。レベルはヘリコより格上であることに・・・
先発は入団以来負け知らずの大塚。さすがに大塚でもこの大舞台に緊張しているのがわかる。１回表いきなり先頭打者にきれいにセンター前に運ばれ盗塁。その後満塁になるも無得点に抑える。
ヘリコ打線は３回まで伊原のヒット１本だけでベンチ内は静まり返る・・・
それだけ相手豪腕投手に圧倒されていた。
ピンチをしのいでいた大塚だが、３回に落とし穴が・・・
ファースト後方に飛んだボールをなんと眞野が落球。魔物が登場。不思議とドームではこういったエラーが出ると負けに近づいていく・・・眞野が顔面蒼白になる。
ランナーをいつの間にか溜め満塁。しかし踏ん張る大塚は２死まで持ち込んだ。勝負しに行ったボールがバッターの後ろを通過するパスボール・・・魔物が・・・１点先取されてしまう。
しかし４回裏ヘリコの攻撃。１死からなんとなんと高木が振り逃げで１塁まで過去最高自己新記録であろう激走・・・
続く顔面蒼白のまま３番眞野。振り遅れながらきれいにライト前で少し赤みが戻る。ここで最近打撃好調の田村尚が速球をとらえレフトの頭上を大きく越える３塁打で逆転！！
このまま逃げ切りたい気持ちで６回からエース伊原を投入。
しかしいきなりストレートをきれいにレフト前にされる。
その後盗塁や送りバント、エンドランで同点に・・・
そのまま試合終了でジャンケン合戦。
ヘリコは過去ジャンケンでは勝利したことがなく・・・

しかし・・・

最後に大塚が決めた！！！

準決勝突破！！

みんな試合に勝利したときよりこのジャンケンが今までで１番喜んだ瞬間であった。

グランド状況が更に最悪になった２試合目。
先発は久しぶりの眞野。持ち球マノボールはキャッチャーの手前でバウンドするため見送られるとボールが汚れ交換しなければいけないので少し球速ＵＰ。
そうなると連打の嵐で大炎上。いきなり５失点で降板・・・
しかし本日のヘリコ打線は目覚めたいた。
すぐに追いつき追い越す打線はスゴイ！！
走っても大塚は泥のホームにスライディング。ホームベース、キャッチャー、審判の横を４メートル滑り大爆笑。
田村尚はこの日２本目の特大柵越えホームランで決定づける。
２番手大塚はいつものスピード、コントロールはよくなかったがさすがのピッチングで白星。無敗記録更新。
この試合のＭＶＰはキャッチャーで泥だらけになりダイビングキャッチも披露し、走攻守に活躍した新人部員山岡選手。

連日雨の中での試合。東近江にある本格野球場だが泥の中で行われた。
初対戦ドリームスさん。
ヘリコは序盤何とか先制するも途中までは沈黙・・・と思われたが終盤にはやはり爆発した。
最近打撃不調だった田村尚が広い球場の柵越えをみせつけると、連打連打で大差をつける。
投げては連日の投手高木は序盤こそイマイチだったが尻上がりに調子を上げて見事完投。前日の汚名返上をした。

雨が降り注ぐ中行われたエレファンツさんとの久しぶりの対戦。
先発高木はあきらかにいつもとは違い制球が定まらず、今期ワーストの５失点。
打線の方相手投手を捕らえきれず・・・
しかし最終回眞野の安打と盗塁でチャンスに青木。
事前に眞野とシナリオを作っていた。
エンドラン！
・・・しかしバッター青木は成績が気になり勝手に犠打に変更。
走者眞野も焦ったが、相手も焦りその間に眞野が激走でホームイン！見事サヨナラ勝ちを決めた！

第二試合は久しぶりのLooseとの対戦。
１回３番に入った小島がライトオーバーのソロホームラン！
しかしこの後眞野の２安打以外誰も相手エースを打つことができなかった・・・
でもこの試合先発した出野は凄かった！！！
早いストレートと曲がらないカーブでコントロールがいいのか悪いのか・・・
だから相手は逆に打てない。
出ましたノーヒットノーラン！！