今日のテーマは【プレッシャーに打ち勝つ法】 
 
楽天の田中将大投手の言葉を紹介します。 
 
――プレッシャーに打ち勝つ方法ってありますか? 
 
「プレッシャーのかかる場面って、いくつもあるんですけど、どんなときでも自分ができることをやるだけ。 
 
それでダメなら、自分の技術、技量が不足しているんだって思うようにしています。 
 
だからこそ、また練習に励むっていうくり返しですね」 
 
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自分のできることに集中する。 
 
これがなかなか難しい。 
 
高校生では、三振を取るタイプの投手じゃないのに、無死二、三塁で三振を狙ってしまうのはよくあることです。 
 
できないことをやろうとするから、力が入って、暴投になったり、四球を出したり、真ん中にいって打たれたりする。 
 
すべては、やるべきことを間違えているのが原因です。 
 
自分は何ができて、何ができないか。 
 
三振が取れないなら、ゴロを打たせる投球をする。 
 
低めに投げて、ゴロでヒットを打たれたら技術不足。やるべきことをやった結果なのでしかたありません。 
 
身の丈をわきまえて、できることを把握し、それをやりきることに集中する。 
 
三振の取れない投手で無死二、三塁なら、前進守備を敷けば2点取られる可能性は大です。 
 
終盤の0対0なら別ですが、序盤なら、いかに最少失点に抑えるかを考えた方が得策だと思います。 
 
これがわからなかったり、できなかったりすると、「1点を惜しんで大量失点」につながります。 
 
初回のその1点で0対1で負けたら、打者が悪い。 
 
それぐらいの気持ちで戦えないようでは、勝てる試合も勝てません。 
 
身の丈をわきまえず、最高の結果ばかり思い描いていたら、続けて結果を残すことなんてできないのです。 
 
田中将大投手でも、緊張するし、プレッシャーがかかると言っています。 
 
それを乗り越えられるのは、技術だけでなく、「今、何をするべきか」を把握して、それをやりきることだけに集中しているから。 
 
自分の納得のいく球が投げられれば、結果は別としてOKなのです。 
 
ぜひ、身の丈を把握して、できること、できないことをわきまえたうえで、自分のやるべきことに集中してください。 
 
できないことをやろうとした瞬間に負けパターンにはまります。 
 
身の丈野球を忘れないように!! 
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