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シーズン終了のお知らせ
日カニスポーツ 20/11/20(金)00:18
カニーズは18日、ホームグランドの厚木市営球場での試合を終えて2020年シーズンの全日程を終了した。
新型コロナウイルスの影響でリーグ戦は中止となり、参考記録としての開催のなか、投手陣が苦しみ2勝5敗の4位(不戦勝含む)、総合成績も4勝10敗と苦しい1年を過ごした。
昨年の最下位からの巻き返しを誓って臨むはずだったWBCは新型コロナウイルスの影響を受け春先の試合開催ができず、参戦不可能なチームも出たため中止とし、任意参加での参考記録として開催された。
昨年の試合を振り返り投手ローテーションを再編して臨んだ。開幕戦のシルバースターズ戦ではサヨナラ勝ちを収め幸先の良いスタートを切ったものの続くカープ戦で打ち込まれると、横浜東戦ではまさかのサヨナラ落球でボールとともに白星を落とした。その後は打線はチャンスに得点が奪えず、投手陣は打ち込まれる結果となり白星を挙げることなく終了となった。
しかし昨年以上に打撃陣の成績は軒並み上がっておりチーム打率.305は昨年の.271を大きく上回る数字となった。3割超えも昨年の4人を上回る7人、4割以上が2人と過去最高といえる数字を残している。
一方で昨年も課題となったチーム防御率6.94は歴代ワーストともいえる数字と安定感を欠いた投手陣。エース藤枝・ベテランK@Y.の復調がチーム再建のカギとなる。若手投手陣も育ちつつあるが、投手力、守備力の向上がチームをレベルアップさせるために必要である。
球団は例年水面下でFA選手や戦力外選手の獲得に向けて調査を進めているが、西岡や森永、吉本、山梨といった若手の成長が見えるだけに、来季に向けては現有戦力で戦っていく姿勢を見せている。
各個人の成績に目を向けるとショウが打撃絶好調でカニーズ史上最高打率となる.477を残し首位打者獲得。1試合出場が少ない中、打点もダントツの成績を残し、主軸としてチームを牽引した。
志村もショウと最多安打を分け合いタイトル獲得。4番に座り打線の中心として機能した。
青木が盗塁11でタイトル獲得。大事な場面での一打も光った。
本塁打は今季終盤に激しいタイトル争いが展開されたが、藤枝、西岡が分け合った。
今年特に大きな貢献を見せたのはベテラン大将。リーグ戦前半3試合で8割以上の打率を残し打撃タイトル上位に位置していた。勢いそのままに初の全試合出場と打率3割越えを達成した。
なお、今季最終戦でショウがカニーズ史上4人目の通算200本安打を達成し蟹球会入りを果たした。また、藤枝が通算150登板、志村が通算50本安打をそれぞれ達成した。
各成績は以下の通り
チーム成績 14戦 4勝10敗 .285
首位打者 ショウ .477( 初 )
本塁打王 藤枝 2本( 4 )
西岡 ( 初 )
打点王 ショウ 26打点( 2 )
最多安打 ショウ 21安打( 2 )
志村 ( 初 )
盗塁王 青木 11盗塁( 初 )
最多三振 K@Y. 11三振
冨川 11三振
最多勝 ショウ 2勝 ( 3 )
最多セーブ 冨川 1S ( 初 )
最優秀防御率 藤枝 4.24 ( 6 )
最多奪三振 藤枝 21個 ( 9 )